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売却成功事例

傾斜地の戸建てを満額売却した事例【高崎市・郊外エリア】

2026年05月18日

「傾斜地に建っている家は売れにくい」というイメージをお持ちの方は多いと思います。確かに平坦な土地と比べると、傾斜地は購入者から敬遠されがちで、売却が難航するケースもあります。しかし、立地特性を活かした売却戦略次第で、希望価格での売却は十分可能です。

株式会社ホームクエストが手掛けた高崎市郊外の傾斜地戸建ての売却事例を通じて、成功のポイントをご紹介します。

事例の物件概要

今回ご紹介するのは、高崎市の西部・観音山周辺に立地する傾斜地の戸建ての事例です。所有者は50代のご夫妻で、お子様の独立を機により利便性の高いエリアへの住み替えを検討されていました。

物件のスペックは次の通りです。土地面積約180㎡(傾斜地、勾配約10度)、建物は築20年の木造2階建て、延床面積125㎡、4LDK。建物自体は管理状態が良く、目立った劣化は見られませんでした。前面道路への接道は問題なく、駐車場2台分が確保されていました。

傾斜地という特性から、複数の不動産会社からは「平坦地より2〜3割安い査定」「買い手が見つかりにくい」という厳しい評価を受けていました。所有者の希望価格2,800万円に対し、他社からの査定額は2,000万円程度。800万円の差をどう埋めるかが課題でした。

傾斜地の不動産がもつ価値の再発見

弊社が物件を調査して気づいたのは、この物件には傾斜地ならではの魅力があるということでした。

第一に、眺望の良さです。高い位置に建つ家からは、市街地を見下ろす素晴らしい景色が広がっていました。特にリビングからの眺望は、平坦地では得られない開放感がありました。

第二に、採光と通風です。周辺に高い建物がなく、日当たりも風通しも極めて良好でした。一日中明るい室内は、健康的な暮らしの基盤となります。

第三に、プライバシー性です。傾斜地特有の構造から、隣家との視線が交差せず、家の中での自由な暮らしが可能でした。

第四に、固定資産税の軽減です。傾斜地は平坦地より評価額が低く設定されることが多く、固定資産税負担が軽い特徴があります。

これらの魅力は、平坦地の戸建てにはない強みです。問題は、これらをどう買主に伝えるかでした。

採用した売却戦略

物件の魅力を最大化する売却戦略を組み立てました。

まずターゲット層の絞り込みです。傾斜地のデメリット(駐車場へのアクセスが多少不便、階段の昇降がある)を許容できる層、メリット(眺望、採光、プライバシー)を高く評価する層を明確化しました。具体的には、子育てを終えた50代以降の夫婦層、自然環境を重視するライフスタイル志向層、テレワーク中心の働き方をする層をメインターゲットとしました。

次に物件の魅力を伝える資料作成です。リビングからの眺望写真、四季ごとの自然環境、室内の採光の良さがわかる時間帯別の写真など、平坦地には出せない強みをビジュアルで訴求しました。

そして建物プランの再提案です。傾斜地ならではの空間活用(地下車庫、スキップフロアなど)の可能性も含めて、建物の使い方の幅広さをアピールしました。

売却プロセスの実施

売り出し価格は希望価格の2,800万円で設定しました。「相場より高めだが、物件の独自性で勝負する」戦略です。

売り出し開始から3週間目に、最初の購入希望者が現れました。50代のご夫妻で、「定年後に自然豊かな環境で暮らしたい」というニーズをお持ちでした。リビングからの眺望に一目惚れされ、即座に購入意向を示されました。

価格交渉では、買主側から100万円の値下げ要望がありましたが、物件の独自性を理由に応じず、最終的に売主側が50万円を譲歩する形で2,750万円での成約に至りました。

当初の他社査定2,000万円と比較すると、750万円増の結果。所有者にとっても満足度の高い売却となりました。

本事例から見える成功のポイント

傾斜地戸建ての高値売却に向けたポイントを整理します。

第一に、物件の独自価値を発見することです。「傾斜地だから売れにくい」という一般論にとらわれず、その物件ならではの強みを見つけ出すことが最初のステップです。建築士の視点で物件を多角的に評価することで、平坦地にはない魅力が見えてきます。

第二に、ターゲットを明確にすることです。万人受けを狙うのではなく、その物件の特性を高く評価する層に絞ったマーケティングが効果的です。「眺望と自然を求める層」「テレワーク中心のライフスタイル層」など、具体的な人物像を想定した訴求が成約につながります。

第三に、適切な売り出し価格設定です。「傾斜地だから安く」ではなく、物件の独自性を反映した価格を設定することで、その価値を理解する買主と出会える可能性が高まります。最初から大幅に値下げしてしまうと、物件の本来の価値が伝わりません。

第四に、魅力を視覚化する資料作成です。傾斜地のメリット(眺望、採光など)は実際に体感しないと伝わりにくいものです。プロの写真撮影や、時間帯別の様子がわかる動画など、ビジュアルでの訴求が買主の理解を深めます。

傾斜地物件で気をつけるべき点

傾斜地物件の売却では、いくつか注意点もあります。

第一に、地盤の安定性の確認です。傾斜地は土砂災害のリスクが平坦地より高いため、地盤調査結果や土砂災害警戒区域の指定状況を事前に確認し、買主に説明することが大切です。

第二に、擁壁の状態です。傾斜地の戸建ては敷地内に擁壁が設置されているケースが多く、擁壁の劣化状況も売却に影響します。経年により補修が必要な場合は、事前に対応するか、その分を価格に反映するかの判断が必要です。

第三に、アクセス性です。傾斜地は階段や急な坂道など、アクセス面でのハードルがあります。これは事実として認識した上で、メリットでカバーする戦略が重要です。

まとめ|物件の独自性を活かした売却を

傾斜地戸建ての売却は、物件の独自性をどう活かすかが成否の鍵となります。「売れにくい物件」というレッテルを貼らず、その物件ならではの魅力を発見し、適切な層に届ける戦略が、希望価格での売却を実現します。

株式会社ホームクエストでは、特殊な立地・形状の物件についても豊富な経験があります。「うちの物件、売れるか不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。物件の独自価値を一緒に発見し、最適な売却戦略をご提案いたします。

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