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不動産コラム・豆知識

不動産買取と仲介の違い|どちらを選ぶべきかの判断基準

2026年05月14日

不動産を売却する際、大きく分けて「仲介」と「買取」という2つの方法があります。「どちらを選べばいい?」「価格と早さ、どちらを優先すべき?」という疑問は、売却を検討する多くの方が抱えるものです。

株式会社ホームクエストでは、群馬県高崎市を中心に仲介と買取の両方のサービスを提供しています。本記事では、両者の違いと、状況に応じた選択基準を宅建士の視点から解説します。

仲介と買取の基本的な違い

仲介は、不動産会社が買主を探して売主と買主の間で取引を成立させる方法です。売却までに時間がかかる代わりに、市場価格で売却できるメリットがあります。一般のファミリー層など、個人を買主とすることが多い形態です。

買取は、不動産会社が直接物件を購入する方法です。売却スピードが早い代わりに、市場価格より2〜3割安い価格となるのが一般的です。買取業者は購入後にリフォームして再販売することで利益を確保するため、リフォーム費用と利益分が差し引かれた価格となるためです。

仲介のメリット・デメリット

仲介の主なメリットは次の通りです。第一に、市場価格で売却できる点です。複数の購入希望者が競合することで、想定以上の価格で成約することもあります。第二に、幅広い買主層にアプローチできる点です。一般のファミリー層、投資家、二次取得者など、多様な買主候補から最適な相手を選べます。

一方デメリットとしては、売却までに時間がかかる点が挙げられます。一般的に売却完了まで3〜6ヶ月程度を要し、長引くケースでは1年以上かかることもあります。また内覧対応が必要で、所有者の生活への影響があります。売却が確実ではない点も覚悟しておく必要があります。市場の状況や物件の魅力次第で、価格を下げても売れないリスクがあります。

買取のメリット・デメリット

買取の主なメリットは次の通りです。第一に、売却スピードが速い点です。早ければ1週間、遅くても1ヶ月程度で決済まで完了します。第二に、確実に売却できる点です。買取業者が直接購入するため、買主が見つからないリスクがありません。第三に、内覧対応が不要な点です。所有者の生活への影響を最小限にできます。第四に、契約不適合責任が免責されるケースが多い点です。物件に不具合があっても、買取業者が承知の上で購入するため、後日のトラブルリスクが低くなります。

デメリットは何と言っても売却価格が市場相場より低くなる点です。一般的に市場価格の70〜80%程度が買取価格の目安となります。3,000万円で仲介売却できる物件なら、買取では2,100万円〜2,400万円程度になるイメージです。

仲介を選ぶべきケース

仲介が適しているのは、次のようなケースです。

第一に、売却価格を最大化したい場合です。市場価格でしっかり売却したい方には、時間をかけてでも仲介で進める価値があります。

第二に、売却までに時間的余裕がある場合です。3〜6ヶ月以上の時間があれば、仲介で十分に売却が進められます。

第三に、物件の状態が良好な場合です。築年数が浅い、立地が良い、リフォームされているなど、買主が見つかりやすい物件は仲介で売り出すのが有利です。

第四に、住みながら売却を進められる場合です。所有者が居住中で、内覧対応が可能な状況なら、仲介での売却がスムーズに進みます。

買取を選ぶべきケース

買取が適しているのは、次のようなケースです。

第一に、急いで現金化したい場合です。住み替え先の購入資金が必要、相続税の納税期限が迫っている、離婚で早期に資産分配したいなど、時間的制約がある場合には買取が有効です。

第二に、売れにくい物件の場合です。再建築不可、心理的瑕疵あり、極端に古い建物、法的問題のある土地など、一般市場での売却が難しい物件は、買取業者が買い取りやすい場合があります。

第三に、近隣に売却を知られたくない場合です。仲介では物件情報がポータルサイトなどに掲載されるため、近隣に売却を知られます。買取なら情報が外に出ないため、プライバシーを守れます。

第四に、内覧対応が困難な場合です。遠方に住んでいる、高齢で内覧対応の体力がない、室内が散らかっていて見せられないなど、内覧が難しい状況では買取が現実的な選択肢となります。

第五に、契約不適合責任を回避したい場合です。建物に不具合がある可能性があり、後日のトラブルを避けたい場合、買取での免責が安心です。

仲介と買取を組み合わせる方法

「まず仲介で挑戦して、ダメなら買取」という組み合わせ方法もあります。具体的には、最初の3ヶ月は仲介で市場価格に挑戦し、買主が見つからなければ買取に切り替える、というアプローチです。

このアプローチのメリットは、仲介で高値売却の可能性を試せる点と、確実な売却の保険として買取がある点の両立です。デメリットは、最終的に買取になった場合、最初の仲介期間が無駄になる可能性がある点です。

「買取保証付き仲介」という商品を提供する不動産会社もあり、一定期間内に仲介で売れなければ事前に約束した価格で買取するという仕組みです。

買取価格を高めるための交渉ポイント

買取を選ぶ場合でも、価格交渉次第で買取価格を上げることは可能です。

まず、複数の買取業者から査定を取ることです。買取業者によって得意な物件タイプや戦略が異なり、査定額に差が出ます。3社程度から査定を取り、比較するのが基本です。

次に、物件の魅力を整理して伝えることです。買取業者も「再販時にいくらで売れるか」を考えて査定しているため、物件の良さを的確に伝えることで査定額が上がる可能性があります。

そして、競合関係を作ることです。「他社からはこの金額の査定が出ている」という事実を伝えることで、価格交渉の余地が生まれます。

まとめ|状況に合った選択を

仲介と買取は、それぞれ異なるメリットを持つ売却方法です。「絶対にどちらが良い」という答えはなく、お客様の状況や優先順位によって最適な選択は変わります。

株式会社ホームクエストでは、仲介と買取の両方に対応しています。お客様の状況を丁寧にヒアリングした上で、最適な売却方法をご提案いたします。「自分のケースではどちらが良いか」というご相談から、お気軽にお問い合わせください。

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